2012年5月4日金曜日

Ubuntu Server 12.04 LTS のパッケージ管理



皆様、大雨の連休をいかがお過ごしでしょうか?
今日は、幸い?外出せず自宅にこもっているのでUbuntu Serverインストールの続きを書いてみます。

前回、Ubuntu Server 12.04 LTSを最小構成でインストールしましたが、
アプリケーションのインストールの前に、パッケージ管理について確認してみました。

パッケージ管理


Ubuntuのパッケージ管理は、主に次の3つがあります。







dpkgdebパッケージ管理システム
apt-getコマンドラインのパッケージ管理ツール
aptitudeテキストユーザーインターフェースのパッケージ管理ツール

apt-getとaptitudeの違いは、テキストユーザーインターフェースが使える以外にも依存関係のない使われなくなったパッケージの扱いなど何点かあるようです。
このあたりはdebianのマニュアル「apt-get/apt-cache と aptitude の比較」が詳しいですね。

aptitudeが良さそうなんですが、apt-getを使用してみます。
理由としては、上記のマニュアルで次の点が気に入りました。


  • コマンドラインで使用する

  • メモリーの消費は少なく、実行速度が早い

  • 推薦パッケージの自動インストールや自動削除を行わない




apt-getコマンドオプション


以下debianのマニュアルを引用しました。
















apt-get/apt-cache シンタックス説明
apt-get updateパッケージアーカイブメタデーター更新
apt-get install foo"foo" パッケージの候補バージョンをその依存関係とともにインストール
apt-get upgrade他のパッケージを削除すること無くインストール済みパッケージの候補バージョンをインストール
apt-get dist-upgrade <パッケージ>必要なら他のパッケージを削除しながらインストール済みパッケージの候補バージョンをインストール
apt-get remove foo設定ファイルを残したまま "foo" パッケージを削除
apt-get autoremove既に必要なくなっている自動済みパッケージを削除
apt-get purge foo設定ファイルを含めて "foo" パッケージを完全削除
apt-get clean収集されローカルに貯蔵されたパッケージファイルを完全消去
apt-get autoclean収集されローカルに貯蔵されたパッケージファイルのうち古くなったパッケージを消去
apt-cache show <パッケージ>"foo"パッケージに関する詳細情報を表示
apt-cache search <regex><regex> とマッチするパッケージを検索


パッケージ更新


インストール直後に、apt-getでさっそくアップデートしてみます。
また、リリースして間もないですが、カーネルのアップデートがあったので再起動します。
最後に、不要なパッケージの削除を行います。


sudo apt-get -y update
sudo apt-get -y dist-upgrade
sudo reboot
sudo apt-get -y autoremove


インストール済みのパッケージ一覧は、dpkgコマンドで確認します。


dpkg -l





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