2013年5月13日月曜日

見せてもらおうか、Debian 7.0「Wheezy」の性能とやらを

Debian 7.0「Wheezy」が2013/05/04にリリースしていたので、
インストールして使ってみました。

先日Google Compute EngineのデフォルトOSとして採用されたので、
ちょっと興味があったというのが理由だったります。
Google Compute Engineに採用されたというのは、Debianにとっても影響が大きいですよね。
これまでもAWSでは使えてますが、それがGoogleでも使えるということになります。

参考
Debian 7.0 (wheezy) リリースノート (64 ビット PC 用)
Debian GNU/Linux インストールガイド

ミニマム感がうれしいインストール




主にサーバ用途の場合ですが、
初めてのOSセットアップはできるだけミニマムな構成でインストールします。
これは必要なパッケージやソースを集めていると環境を把握することにもなるし、
そもそも不要なものが入りにいくのでライブラリの競合なども防げるというのが理由です。

そんなわけで、ミニマムでインストールしてみたところ、
やはり「Google Compute EngineがデフォルトOSとして採用したギークなOS」という感じがしますね。
他のOSではデフォルトで入っていると思われるパッケージも入っていません。
sudoもないんでよすね。
どうでもいいことなんですがミニマム感があふれていてちょっとうれしくなりました。

採用されているパッケージのバージョンが比較的新しい




安定板というと、通常は使い古されたバージョンのものが採用されることが多いですが、
今回のDebian7.0はわりと新しいものが採用されていて個人的にはうれしい限りです。
これにより、わざわざ最新版のソースをダウンロードしてコンパイルしたり、
パッケージが提供されているリポジトリを探したりしなくても良いわけです。
何よりバグフィックスとかあってもパッケージの更新だけで済みます。

リリースされる時期より採用されるバージョンが決まると思うんですが、
個人的にはタイミングがよかったようで、既存のパッケージだけでもすぐに使える感じがしました。

詳しくはこちら
ディストリビューションの最新情報

安定しています




まだ1週間ほどしか稼働していませんが安定しています。
安定版とはいえ、新しいOSを使い始めるとそれなりに問題が出てくるんですが今回は無いですね。

ちなみに今回は、新規インストールだからかもしれませんが、
パッケージのバージョンが新しいものになっているので、
バージョンアップすると悪い意味で全然違う結果になったかもしれませんね。

第4章 Debian 6.0 (squeeze) からのアップグレード
http://www.debian.org/releases/wheezy/i386/release-notes/ch-upgrading.ja.html

しばらくDebian使ってみます




個人的にはこれまではあまりよい印象ではなかったDebianですが、単なる食わず嫌いだったようです
更なる発展を期待しています。